教育活動

 

一橋大学 商学部 江川雅子ゼミ

 

一橋大学 商学部 江川雅子ゼミへようこそ

2015年9月に着任後、2016年4月に第1期生8名でスタートした、コーポレート・ガバナンスについて学ぶゼミです。たくさんの皆さんに第3期生として参加してもらって、一緒に楽しいゼミを作っていきたいと思いますので、奮って応募してください。

コーポレート・ガバナンスとは

「コーポレート・ガバナンス」といってもピンとこないなあ、と感じる人もいるかもしれません。東証のコーポレートガバナンス・コードでは、「会社が、株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組み」と定義されています。

私は、コーポレート・ガバナンスは会社の土台となる大切なもの、PCで言えばOSのようなもの、と考えています。つまり、OSがしっかりしていないとアプリケーションがうまく動かないのと同様に、会社もガバナンス(OS)がしっかりしていなければ、いくら良い経営戦略(アプリケーション)を策定してもうまく実行できません。このように、コーポレート・ガバナンスは企業経営の根幹に関わる重要な問題で、就職を考える学生も研究者を目指す学生も学んでおくべき分野だと思います。

ゼミでは何をするのか

ゼミの運営は学生の意見を取り入れながら進めて来ました。これまで株式会社やガバナンスに関する本(英書)を輪読を通じて議論する、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のケーススタディを使って議論する、グループ研究・発表に基づいてディスカッションする、ルールに則ってディベートを行う、などに取り組んできました。それらを通じて、コーポレートガバナンスに関して幅広く学び、理解することを目指しています。

コーポレート・ガバナンスの実践に関する理解を深めるために、会社訪問・現場の方との交流にも力を入れています。2016年度は東京証券取引所(7月)、Google Japan (11月)、東京海上アセットマネジメント(12月)を訪問しました。2017年度は東京証券取引所(7月)、お金のデザイン(11月)、野村アセットマネジメント(12月、予定)を訪問しました。

今後も参加者の希望も取り入れながら、活動内容を決めていきたいと思います。

何が身につけられるのか

これらの活動を通じて、コーポレート・ガバナンスに関する理解を深めるとともに、論理的に考える、自分の考えを説得力を持ってプレゼンテーションする、異なる考え方の人と共同作業をする、などの力を身につけることを目指しています。

これらは、いずれもグローバルに活躍する人材に求められる能力です。 グローバルに活躍するために身につけるべき力については、「『六つの壁』を超える力」に詳しく書いたので、興味のある人は読んでください (同書はこのHPの Publications and Media で紹介しています)。

どのような学生が求められるのか

「よく遊びよく学べ」が私のモットーです。勉強も勿論ですが、飲み会(節目ごと)やゼミ旅行も行います。やる気のある、積極的なメンバーと一緒に、全員参加で楽しいゼミを作っていきたいと思っています。

プロフィールからわかるように、私は外資系金融機関での勤務、ハーバード・ビジネス・スクールへの留学、海外での経験、東京大学の経営などを経て、一橋大学に着任しました。現在も上場企業の社外取締役や政府の審議会の委員など学外の活動も続けています。これらの経験やネットワークを生かして、キャリア形成に関するいろいろなアドバイスもしていきたいと思います。

下記に参考図書とFAQを記しました。他にも質問があればどんなことでも構いませんので、気軽に問い合わせてください。

メールアドレス: egawa.masako@r.hit-u.ac.jp

また、ゼミ生の運営するTwitterもチェックしてみてください。

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2016年7月 東証見学

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2016年8月 ゼミ合宿(塩原温泉泊) 日光東照宮にて

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2016年11月 ゼミでのディスカッション

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2016年12月 東京海上アセットマネジメント訪問

2017年7月 東証見学

2017年7月 東証見学

2017年8月 夏合宿 (石和温泉) マルスワイナリーにて

2017年8月 夏合宿 (石和温泉) マルスワイナリーにて

2017年11月 お金のデザイン訪問

2017年11月 お金のデザイン訪問

 

参考図書

江川雅子 (2008) 『株主を重視しない経営』  日本経済新聞出版社

岩井克人(2005) 『会社はだれのものか』 平凡社

加護野忠男・砂川伸幸・吉村典久(2010) 『コーポレート・ガバナンスの経営学 — 会社統治の新しいパラダイム』 有斐閣

FAQ

  • 部活やアルバイトと両立できるか

プロジェクト等の発表、その後に飲み会を予定している、など特別の場合を除いて、ゼミは授業時間内に終えるようにしています。ゼミの運営は学生の意見を取り入れながら進めていますので、その中で適宜配慮したいと思います。

  • 定員を設けるかどうか

第1期生は8名、第2期生は9名でした。今年度もおおよそ10人前後を考えています。

  • コーポレート・ファイナンス(企業財務)、コーポレート・ガバナンスを履修していないが、ついていけるか。

コーポレート・ファイナンス(企業財務)の知識を前提とする内容ではないので、既に履修してなくても構いません。ただ、コーポレート・ガバナンスを深く理解するにはコーポレート・ファイナンス(企業財務)の知識が必要ですので、できるだけ同時に履修するようにしてください。

  • ゼミへの参加にあたって、必ず履修すべき授業はあるか。

2017年春学期の「経営者論」はコーポレート・ガバナンスについて学びますので、必ず履修してください。授業で基礎知識を学び、ゼミでその応用、実践について学び、議論します。

  • 半年(あるいは1年)の間、協定校へ交換留学を予定しているが、その間のゼミの単位は認められるのか。

留学中のゼミの単位は認める方針です(留学中に短いレポートを出してもらうなどを条件とします)。

 


 

担当授業

 

一橋大学 商学部
Intermediate Course in Management (Winter 2015, Winter 2016, Fall 2017, Fall 2018)
経営者論 (Summer 2016, Spring 2017)                                                                                             国際経営 (Spring 2018)

一橋大学 商学研究科
Global Management (Summer 2016, Spring/Summer 2017)
企業社会特論 (Winter 2016)                                                                                                        企業システム特論 (Fall/Winter 2017, Fall/Winter 2018)

東京大学 経済学部  ・  経済学研究科
金融法務(コーポレート・ガバナンス)(2010年度~ )

慶応大学経営管理研究科
金融機関経営 (2008年度~2011年度)

東京大学 教養学部
テーマ講義「グローバル時代をどう生きるか」(教養学部教員と協力して開講)(2010年度~2014年度)

その他
青山学院大学、お茶の水大学、京都大学、芝浦工業大学、東京工業大学他の大学、及び企業にて講義、研修などを行う。